2005年1月6日、「ティグレフォーラム新春の集い(大阪)」の第一部として、「21世紀・日本の課題と地方分権」をテーマにした新春講演会が開催された。講師は(株)インサイダー代表取締役社長兼編集長の高野孟氏。ティグレ会員をはじめとする約500名が参加された会場は熱気につつまれた。
未曾有の被害をもたらしたスマトラ沖大地震。現在国連や主要国による支援活動が進められているが、そこには米・欧の対立が影を落としている、と高野孟氏は指摘する。その2つの流れはイラク戦争を巡る問題でも表面化。それは日本の政治状況にも自民党と民主党の路線の違いとして現れてくる、と高野氏は語られた。
21世紀を制するのはアメリカかヨーロッパか、今年、日本の政局はどう動くのか、そして焦点のポスト小泉構想についても、高野氏は様々な情報を元に明らかにしてくれた。