「2006年新春講演会」開催(大阪) 講師に田原総一朗氏

「求められる小泉政権後の姿」

 2006年1月5日、大阪で開催された「2006年新春の集い」第一部では「次代を読む」をテーマに新春講演会が開催された。講師はジャーナリストの田原総一朗氏。会場は約1000名の参加者で熱気に包まれた。

 2006年、政局はポスト小泉で動いている。永田町では既に激しい「つばぜり合い」が展開されている。田原総一郎氏は「年頭より、靖国問題を軸にマスメディアも絡んだポスト小泉を巡る政界構造を鮮明に浮かび上がらせている。近隣諸国との関係改善が重要なテーマになってきている。世界の中での日本の方向性はあくまで非軍事で行くべきだ」と指摘された。

田原 総一朗(たはら そういちろう)

ジャーナリスト

1934年、滋賀県生まれ。60年、早稲田大学卒業後、岩波映画製作所に入社。64年、東京12チャンネル(現テレビ東京)に開局とともに入社。77年にフリーに。テレビ朝日「朝まで生テレビ」、「サンデープロジェクト」等でテレビジャーナリズムの新しい地平を拓いたとして、98年ギャラクシー賞35周年記念賞(城戸賞)を受賞。現在、早稲田大学特命教授でもある。

2006okoen2