2009年1月27日の東京で開催された「2009年ティグレフォーラム新春の集い」第一部の新春講演会は、橋本五郎氏を講師にお招きして「2009年どうなる日本! 政治・経済の行方」をテーマに開催された。
小泉構造改革以来、地方やお年寄りが切り捨てられている…。秋田県の地方の出身である橋本氏は講演の中で、「今、地方で起こっている状況は都会にいては絶対にわかりません。世界的金融危機への対応は、解散を遅らせてでもやるべきですが、一方で、何よりも大切なことがあります。それは、私たち日本の国の足元はいったい今どうなっているのか、ここに私は非常に大きな危機感を感じています」と強調された。
そして「今の政治に欠けているもの、それは地方で起きていること、そこに住んでいる人に対して、あまりにも無関心だということです。私は、そこにある様々な“痛み”に対してもっと敏感でなければいけないとずっと強調しています」と警告を発している。話に引き込まれて、思わず目頭が熱くなるほどの気合のこもった講演であった。