現在の経済状況に対して景気を押し上げようと金融政策のアクセルを目いっぱい踏んでいる状況で、マネタリーベースは過去最高の400兆円を超えている。まさに「異次元」の緩和ながら、赤字国債も1000兆円を超える発行残高となっていて、株価は2015年8月7日の日経平均20,725円をピークに15〜16,000円と低迷している。また、円相場も100円前半で円安期待を裏切る結果となっている。
誠意をもって解説するならば、今、我々は壮大な社会実験を行っている最中で、経済の専門家はこれから景気がよくなるなどといろいろ言うが正直、誰にも答えが出せない。ただはっきりしているのはいずれ異次元の緩和、200兆円以上のマネタリーベースの後始末をしなければならない時がくることだ。