「ティグレフォーラム 2022 新春の集い」開催

2022新春の集い

 ティグレフォーラム「2022年新春の集い」が、1月18日に東京都内のホテルで開催されました。
 初めにティグレグループ案内のDVD(2022年版)が上映され、続いて主催者を代表して橘悦二ティグレフォーラム代表から「本年の『新春の集い』は会場での感染対策を徹底しつつ、同時にオンラインでの全国同時配信で開催する運びになりました。とりわけ昨年は、会員の皆様の実情を集約した「国への要望書」を各省庁、各政党に届けて来ました。今後も中小企業・小規模事業者の存続・発展を通じて、『いのちとくらしを守る社会』の実現を目指し、来年8月の創立50周年に向けて会員の皆さまと共に進んでまいります」と開会のあいさつがありました。

橘悦二ティグレフォーラム代表
橘悦二ティグレフォーラム代表あいさつ
会場
会場の様子

 開会あいさつ後に、各党を代表して、自由民主党より元環境大臣 中川雅治参議院議員、公明党より党副代表 北側一雄衆議院議員、立憲民主党より党代表 泉健太衆議院議員、日本維新の会より共同代表 馬場伸幸衆議院議員、国民民主党より党国会対策委員長 古川元久衆議院議員からそれぞれあいさつをいただきました。また、社会民主党党首 福島瑞穂参議院議員からお祝いのメッセージを頂戴しました。

各党代表
各政党代表あいさつ
中川雅治参議院議員
自民党 元環境大臣
中川雅治参議院議員
北側一雄衆議院議員
公明党 副代表
北側一雄衆議院議員
泉健太衆議院議員
立憲民主党 代表
泉健太衆議院議員
馬場伸幸衆議院議員
日本維新の会 共同代表
馬場伸幸衆議院議員
古川元久衆議院議員
国民民主党
国会対策委員長
古川元久衆議院議員

 その後新春講演会が開かれ、共同通信社編集委員でサンデーステーションのレギュラーコメンテーターなども務める太田昌克氏が「2022年 政治・経済の展望」のテーマで講演。太田氏は「日本の民主主義の危機」「コロナの危機」「グローバルリスク」の3つの危機を克服できるかが問われていると指摘。

太田昌克氏
講演会講師の太田昌克氏
太田昌克氏の講演の様子

 「日本の民主主義の危機」については、特に国民と政府の間の信頼関係の構築に向け、超党派でビジョンを示す重要性を強調。
 「コロナの危機」については、経済か、感染予防かを超克した出口論の必要性を強調。第6波において、《① ワクチン・検査・治療(経口薬等)の「3本柱」の最適化》《② 持続可能な自宅療養体制の確立》《③ 社会インフラへの影響を軽減する新たな隔離ルール》を柱とした新たなモデルをどれだけ実現できるかが出口への試金石になると語られました。
 また、「グローバルリスク」については、米中関係の現状を説明。バイデン大統領が「『専制主義が最良の道だ』と論じる者と『民主主義こそがこうした挑戦に立ち向かうのに不可欠だ』とする者との間で、我々は転換点に立っている」との言葉を引用し、「民主主義制度が蝕まれることへの強い危機感を持って臨んでいる」姿勢を強調。また、日本国際交流センターシニア・フェローで元外務審議官の田中均氏の言葉を参照しながら、米中は「敵対者」であり「競争相手」でありながらも時に「協働者」であるという多様な視点を持ってとらえる大切さを訴えました。

太田昌克氏
太田昌克氏

 講演の後、斎藤勁ティグレ連合会顧問からの閉会のあいさつで「2022年新春の集い」を締めくくりました。

斎藤勁ティグレ連合会顧問
斎藤勁ティグレ連合会顧問

元官房副長官 斎藤勁ティグレ連合会顧問あいさつ