「ティグレフォーラム 2024 新春の集い in大阪」開催 講師に山本昌氏

 ティグレフォーラム「2024年新春の集いin 大阪」が1月5日に大阪府内のホテルで開催されました。初めに、主催者を代表して橘悦二ティグレフォーラム代表から、冒頭1月1日の能登半島沖地震の被災者のみなさまに心からのお見舞いを申し上げ、被災地の一日も早い復興を願うとの挨拶がありました。昨年8月のティグレ創立50周年を踏まえ、「安心と信頼のネットワーク」を合言葉に、時代に求められるティグレを目指し、会員の皆様とともにより一層の発展を遂げるべく、引き続きグループの総力を挙げて取り組む決意を述べました。
 開会のあいさつの後、昨年11月に行われた上田卓三賞授賞式が行われ、福祉事業部門の最優秀賞に一般社団法人タウンスペースWAKWAK様、一般事業部門の最優秀賞にNPO法人ママトリエ様がそれぞれ受賞しました。

会場では能登半島沖地震支援の活動を行いました
橘悦二ティグレフォーラム代表挨拶
上田卓三賞授賞式の様子[一般事業部門の最優秀賞受賞のNPO法人ママトリエ様(写真手前)、福祉事業部門の最優秀賞受賞の一般社団法人タウンスペースWAKWAK様(写真奥)]

新春講演会

 その後に新春講演会が開かれました。「球界のレジェンド」の異名を持ち数々の大記録を達成してきた名投手で、現役32年を中日ドラゴンズ一筋で活躍してきたフランチャイズプレイヤーの山本昌氏が「継続する心」のテーマで講演。山本氏自身が意識していたこととして、《チャンスをつかむためにいつも何か準備をしていたこと》、《素晴らしい方々との出会いがあったこと》、《ドン底の時にこそ変わり目があったこと》の3つを強調しました。また、モチベーションを保つこととは、生涯の悔いや後悔を少しでも減らしていくことだと訴えました。
 講演では、厳しさとやさしさを兼ね備えた星野仙一監督の指導と選手達への気配り、イチローさんの「努力は報われるかどうか分からないけれども、努力を続けなければチャンスすらつかめない」というエピソードを取り上げ、会場は大きな盛り上がりを見せました。

講演会講師の山本昌氏
会場の様子
山本昌氏の講演の様子
将来甲子園を目指す野球少年の辻君から質問を受け、山本昌氏からサイン入りユニフォームが贈呈されました
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山本 昌(やまもと まさ)

野球解説者・スポーツコメンテーター
元中日ドラゴンズ投手

【経歴】1965年8月11日生まれ 神奈川県茅ヶ崎市出身 188cm/87kg 左投げ左打ち。「球界のレジェンド」の異名を持ち数々の大記録を達成してきた名投手で、現役32年を中日ドラゴンズ一筋で活躍してきたフランチャイズプレイヤー。
1984年に日本大学藤沢高校からドラフト5位で入団。入団3年目までは1軍で勝利を挙げることが出来ずにいたが、入団5年目のアメリカ留学を機に才能が開花。シーズン途中に帰国するとすぐさま1軍に定着し無傷の5連勝でリーグ優勝に貢献。その後はチームのエースに成長。3度の最多勝に輝き、1994年には投手最高の栄誉である沢村賞を受賞。2006年には史上最年長41歳でのノーヒットノーランも達成し、以降も数々の歴代最年長記録を樹立。引退後は野球解説者・スポーツコメンテーターとして活動する傍ら、自らの経験を基に講演会の講師としても活躍中。