首都圏議員連絡会を開催

 平成28年11月25日、ティグレ東京本部会議室にて首都圏のフォーラム推薦議員による連絡・報告会が開催された。開会に先立ち挨拶に立った原田将日律ティグレフォーラム代表は、「首都圏の自治体や議会が中小企業の活性化の牽引役を担っていただきたい。この連絡会が中小企業を巻き込んでより大きな発信源となるよう期待をしたい」と抱負を述べた。

 次に基調報告として税理士法人東京パートナーズ東野秀典事務局長と中村哲平税理士により、国税通則法改正後の税務調査の傾向について報告があった。「手続きを重視した今回の改正は概ね良好と受け止められているが、税務調査の実地件数が減少し、文書等による問い合わせが大幅に増えている。中には質問検査権の濫用ではないかと思われるような事例も多発しており、専門家を通じて適正に対応するべきである」と注意を促した。また、税務調査と行政指導の違いにふれて「質問検査権の濫用は申告納税制における行政と納税者の信頼関係に悪影響を与えるだけでなく、実体課税の原則や会計原則を形骸化しかねない」と警鐘を鳴らした。

 また、ティグレフォーラム参与、高谷真一朗三鷹市議会議員による京都市京北地区視察報告や議会報告に次いで、出席議員から議会報告をいただいた。最後に閉会の挨拶に立ったティグレフォーラム参与、尾崎大介東京都議会議員は、「豊洲やオリンピック問題で都政は大変重要な局面にあるが、ティグレの勉強会を通じて得た情報を生かして議会対応をしていきたい。その実績を持って7月の小池新知事のもとでの都議選を勝ち抜きたい」と締めくくった。

開会の挨拶に立つ原田将日律ティグレフォーラム代表
閉会の挨拶に立つフォーラム顧問・尾崎大介東京都議会議員