2020年 年頭のご挨拶

 皆さん、新年あけましておめでとうございます。

 

 昨年秋に、消費税率が10%へ引き上げられました。中小零細事業者を取り巻く環境は厳しい状況にあります。中小企業白書ではこれからの10年で中小零細事業者の三分の一が消滅すると警告されています。ティグレは、出来得る限りのサポートを行うべく体制を整えておりますので、いかようなことでもご相談いただきますよう申し上げておきます。

 昨年も、連続した台風など災害に見舞われた一年でありました。被災されたティグレ会員の皆様にお見舞いを申し上げるとともに、引き続き復旧復興にむけ支援を継続してまいります。

 

 さて、本年、創業47周年を迎える、私共ティグレは、ここ数年は全国を網羅する税理士法人の整備と、働きやすい職場つくりを目指すダイバーシティーの取り組みに傾注してまいりました。

 また、ティグレ会員の皆様の声を国に届けるべく、税制改正を主な中身とした国への要望書提出行動にも取り組んでまいりました。かいあって、一人親家庭の優遇税制などで少なからず成果を上げることが出来ました。

 本年はこれに加え、納税者権利憲章制定の取り組みを強化するとともに、昨年設立致しました、外国人技能実習生管理団体の活動も強化してまいります。

 これらの取り組みはすべて、ティグレ会員をはじめとする中小企業小規模事業者の皆様の適正な利益と事業発展をサポートすることを目的としたものであり、皆さまにも一層のご理解とご協力、ご支援をお願いするものです。

 

 結びに、本年が皆さまにとってより良い一年であることを祈念し、新年のご挨拶と致します。

 

ティグレフォーラム代表
井戸木 一英